12月の貿易統計、引き続き歴史的な成果に-2022/01/30
2022.01.30 経済・現地企業マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)が発表した2021年12月の貿易統計によると貿易高は前年同月比26.8%増の2,167億1,000万リンギとなり、3カ月連続で2,000億リンギを超えた。2021年2月から11カ月連続で2ケタ増となっている。
輸出は29.2%増の1,238億5,000万リンギで、2021年8月から5カ月連続で2桁の拡大となった。輸入は23.6%増の928.6億リンギ、貿易黒字は49.5%増の309.9億リンギと急拡大した。
輸出については、12月の製造業の輸出額が前年同月比28.4%増の1,053億2,000万リンギと初めて1,000億リンギを突破した。これは、電気電子(E&E)製品、化学製品、パーム油ベースの製造品、石油製品のほか、機械、設備、部品などの輸出が好調だったことが寄与している。一方、農産物の輸出は、パーム油とパーム油ベースの農産物の輸出が好調で、32.5%増えて110.7億リンギとなった。鉱業輸出は、LNGの輸出増により37%増の70億1,000万リンギとなった。
輸入については、前年同月比23.6%増の928億6,000万リンギと11カ月連続で2桁の伸びを記録した。輸入は中間財が27.1%増の511.5億リンギ、資本財が21%増の102.2億リンギ、消費財が13.1%増の79.7億リンギだった。
貿易統計を前月比で見ると、貿易額が5.5%、輸出が10.4%、貿易黒字が63.6%いずれも増加した一方、輸入は0.4%縮小となった。