鶏肉の上限価格　1キロ8.9リンギに設定-2022/02/03

高騰する鶏肉価格を抑えるため、アレクサンダー・ナンタ国内取引・消費者相は2月2日、小売店での上限価格を1キロあたり8.9リンギに設定すると発表した。適用は今月5日からで6月5日までの期間。
同相は「鶏肉と関連商品の価格の安定が必要」と強調。とうもろこしや大豆といった養鶏飼料が70％も上昇していることから、上限価格を設定しなければ1キロあたり10リンギを超えるとも説明した。上限価格の設定は業界団体の要請によるものだったという。
この上限価格はマレー半島部のみで、ラブアン島、サバ州、サラワク州は州政府などが別途定める。
鶏肉価格は昨年12月ごろから高騰し始め、12月に入って1キロあたり9リンギを突破。1月のヒンドゥー教徒の祝祭ディパバリの期間は同9.5リンギまで上がった。