ホームマレーシアニュース石油資源開発、ペトロナスとCCSの共同スタディ実施へ-2022/02/05
石油資源開発、ペトロナスとCCSの共同スタディ実施へ-2022/02/05

石油資源開発、ペトロナスとCCSの共同スタディ実施へ-2022/02/05

2022.02.05 経済・現地企業
石油資源開発はこのほど、国営石油大手ペトロナスとの間で、マレーシアにおける二酸化炭素の回収・貯留(CCS)について、共同スタディの実施で合意した。なお両社は覚書を1月27日に締結している。
この共同スタディでは、石油資源開発とペトロナスで、CO2地中貯留の実施を視野にした適地調査や技術的な検討を、ビンツルにあるペトロナスのLNG基地からのCO2の回収・輸送に加え、将来的なマレーシア国外からのCO2受け入れの可能性を含め、20ヵ月程度で実施する予定。候補地におけるCO2貯留可能量と最適な貯留方法などのCO2の地中貯留技術、排出量や回収可能量の試算を含むCO2の最適な回収・輸送方法、地中貯留したCO2のモニタリング手法などの評価を行う。また、今後の実証試験や事業化を視野に、経済性の試算や事業スキームの検討、CCSに関する法制度の調査なども行う予定。
石油資源開発は、日本におけるCCS実証試験などの知見を活用し、国内外でCO2実質排出量の削減に貢献する事業の機会を追求しており、このたび同社とペトロナスの方向性が一致したことから、本共同スタディの実施について合意に至ったと今回の経緯を説明している。
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