12月の鉱工業生産、5.8％上昇-2022/02/11

マレーシア統計局が発表した2021年12月の鉱工業生産は、前年同月比5.8％上昇した。同月の拡大について統計局は、鉱工業生産指数を構成する、製造業指数が8.4％、電力指数が3.7％上昇したことが寄与、しかし鉱業指数が2.5％の減少となった。
12月の製造業の成長に寄与した主なサブセクターは、電気・電子製品（18.2%上昇）、食品・飲料・タバコ製品（10.3％上昇）、非金属鉱物製品・基礎金属・加工金属製品（5.3%上昇）となっている。また、輸出型産業は9.6％、国内型産業は5.7％いずれも伸びを記録した。
鉱業部門の生産高は前年同期比2.5％減少した。天然ガスが0.2％減ったほか、原油・コンデンセートは5.5％縮小した。一方、電力部門の生産高は、前年同月比3.7％増えている。
なお、2021年第4四半期の鉱工業生産は、前年同期比6.9％増えた。増加の要因は、製造業指数（9.2％上昇）と電力指数（4.3％上昇）の伸びによる。一方、鉱業指数は0.8％減った。