ペトロナス、第4四半期に黒字転換-2022/03/03

国営石油ガス大手ペトロナスは、上流部門、天然ガス部門、新エネルギー部門の業績が大きく改善したことから、2021年第4四半期（10～12月）の純損益は、前年の11億3,700万リンギの赤字から133億5,700万リンギの黒字に転じた。売上高は前年同期比73.9%増の765 億 7,100 万リンギとなった。
これは、すべての製品の平均価格が値上がりとなったためで、川下部門における製品損失の増加や、資産減損の増加による損失の拡大があったもののその影響を打ち消す格好となっている。
第4四半期の原油価格は、エクアドル、ナイジェリア、リビアでの石油供給の途絶に加え、 コロナ禍からの回復による世界的な経済活動の活発化などにより上昇した。
2021年通期の純利益は486億リンギと、20年度の210億2900万リンギの赤字から3年ぶりの高水準となった。売上高は、前年比38.73％増の2,479億6,200万リンギとなった。