スランゴール州、3年かけて水道管交換へ
2016.08.05 経済・現地企業スランゴール州のアズミン・アリ州首相は7月27日、州内の老朽化した水道管(全長422キロ)を3年かけて段階的に交換していくことを発表した。総費用は4億リンギになる予定。
交換事業は主に同州の水道会社プングルサン・アエル・スランゴール社。同社の調べでは、84カ所で水漏れや破裂があり、これらが深刻な水不足を招いている。年内にはまずタマン・ムラワティ地区の12カ所を修復する予定。これを含めた第一期修復工事(全長約60キロ)には、5000万リンギを投じ、2017年末に完了させる。対象地区はゴンバック・スティア、バンダル・トゥン・ラザク、プルシアラン・カヤガン、シャーアラム、カントリー・ハイト・フル・ランガットの各地区となる。
マレーシアの水道管は老朽化が激しく、このため頻繁に断水が発生する。数十年使用されているものは珍しくなく、一部の水道管は100年前に設置されたものを使っているところもあるため、早急な交換が必須になっている。(Mtown)