マレーシアと中国の二国間貿易、1千億米ドル超の予想

マレーシアと中国の二国間貿易高は今年、1000億米ドルを再び超えると予想されている。
在マレーシア中国大使館の黄恵康大使は、世界経済の低迷の影響を受け、マレーシアと中国の間の貿易高は2014年、2015年と過去2年間にわたり1000億米ドルを下回っていたと指摘。年初11カ月の貿易高は840億米ドル（3760億リンギ）となっており、今年は1000億米ドルを超えることができると自信を示した。
黄大使によると、マレーシアと中国は関係の強化に努めており、中国はマレーシアの製造業やインフラ整備への投資額では2位となっている。シンガポールや香港も追加した場合はトップとなるという。
黄大使は、中国は今後もマレーシアへの投資を継続すると表明。ビントゥルにおけるガスパイプ事業（41億米ドル）や、ケダ州の漁業プロジェクト（41億リンギ）など、来年は累計100億リンギ以上の大規模プロジェクトを複数始動する計画だと明らかにした。（12月20日）