マレーシア人の9割が定年後を心配=BNM調査
2016.08.19 政治・社会マレーシア中央銀行(BNM)は10日、マレーシア人の9割が定年後の資金について心配を抱いている調査結果を明らかにした。
調査人数など詳しいことは明らかにされていないが、ジェシカ・チュー総裁補によると、33%が「とても心配」で、59%が「ちょっと心配」。92%が定年後のお金について心配しているという。
また、40%が定年後の資金の準備をしているとしている一方で、老後の支出のやりくりなどの対策をしていると回答した人は80%だった。対策としては「子どもやパートナーに頼る」や「働き続ける」、「政府からの支援に頼る」との回答が大半だった。
ジェシカ総裁補は、ほとんどのマレーシア人が老後のための対策として受身的な対策だと指摘。不動産の購入(42%)や銀行での貯金(25%)、従業員積立基金(EPF)への依存(18%)といった対策が大半を占めた。(Mtown)