来年にボルネオ島への光ファイバーケーブル敷設完了へ
2016.08.29 経済・現地企業ジャイラニ・ジョハリ通信マルチメディア副大臣は16日、来年6月に光ファイバーケーブルの「1マレーシア海底ケーブル」が接続されるため、インターネットの回線速度がさらに速くなるだろうと語った。接続が完了した場合はインターネット料金を引き下げられるとの見通しも示した。
3800キロに及ぶケーブルは、マレー半島と東マレーシアを結び、伝送速度が毎秒4テラバイト。最終的には同12テラバイトの高速でデータ送信される。現在は25年前に敷設された海底ケーブルを使っているが、この伝送速度は毎秒600~700ギガバイトにとどまっている。敷設費用は連邦政府が4億1200万リンギ、大手通信のテレコム・マレーシアが2億700万リンギをそれぞれ負担している。
敷設中のケーブルはジョホール州からサラワク州クチンに接続した後にビンツルやミリ、サバ州コタキナバルにまで延ばす。第二期工事ではコタキナバルからパハン州チュラティンとの間にケーブルを敷設するという。(Mtown)