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金の生産量が増加傾向、過去10年来の高さに回復

2017.04.05 経済・現地企業
マレーシアにおける金の生産量が増加傾向にある。2015年時点でパハン州とクランタン州、トレンガヌ州には14カ所の金採掘場があり、パハン州は全国の金生産量の74%を生産している。金の価格の上昇に伴い、生産量が増えているという。
マレーシアの金生産上流セクターの生産量は2015年、4.732トン(7億8,080万リンギ)で、2009年の2.794トンから増加しており、2003年の過去最高の生産量(4.739トン)と同程度に回復傾向にある。2015年の輸出量は4.06トンで、輸出高は5億2,340万リンギだった。
金の輸出先は豪州やシンガポール、スイス、香港、アラブ首長国連邦、タイなどとなっている。数年前にはセランゴール州セパンに金の精製施設を建設する計画があったが、十分な原材料調達が困難などという理由から立ち消えとなっていた。
マレーシア金細工職人・貴金属商連盟のエルミン・ショウ会長によると、マレーシアは中東などへ金製品を多く輸出しており、年間輸出量は50トン(60億から80億リンギ)となっている。マレーシア国内の金消費量は20-25トンとなっている。(3月16日号)
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