上期の景況感が改善、下期もさらに改善=JACTIM調査
2017.06.02 経済・現地企業マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)は5月22日、日系企業を対象とした景気動向調査を発表。2017年上半期の景況感について「良好」との回答から「悪化」を引いた景況DI値はマイナス8・8となり、半年前のマイナス17・8から大幅に改善した。
前回調査における予測値(マイナス13・8)も上回った。今年下期の予測についてはマイナス0.7とさらに改善に向かう見込み。
利益水準に関するDI値も48・7、利益率に関するDI値もマイナス6・0にそれぞれ改善した。いずれも前回予測を上回った。ただ今年下期の利益水準、利益率のDI値はそれぞれ上期を下回っており、JACTIMは「通貨安に伴い輸出企業の利益伸張にも一服感がみられる」としている。(5月23日号)