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KL~バンコク高速鉄道 政府の優先事項とならず

KL~バンコク高速鉄道 政府の優先事項とならず

2017.02.28 経済・現地企業
公共陸運委員会(SPAD)のアザルッディン・マット・サー最高経営責任者(CEO)はこのほど、クアラルンプールとタイ・バンコクを結ぶ高速鉄道案は政府の優先事項とはなっていないと発言した。
両都市間を結ぶ高速鉄道案は昨年に両国政府の間で構想が持ち上がった。実現可能性ための調査開始の協議をすることになっていたが、これまでのところ調査の期限も日程も決まっていない。同CEOはKL~シンガポールの高速鉄道が優先と語った。
KL~バンコクの鉄道の片道の所要時間は現在、23時間半かかっているが、高速鉄道が実現すれば6時間となる。ただ、民間の市場調査会社は、KL~シンガポールの4倍の約1400キロの線路敷設で、総工費は500億米ドルに達するとして事業自体が困難だろうとしている。土地の買収や資金調達などの時間を含めると10年はかかるとみている。また、KL~バンコク間は飛行機で2時間足らずで到着し、飛行機の価格競争の激化で鉄道で採算が取れるのかといった課題も発生することになる。(Mtown)
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