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KTMの首都圏複線化事業 2019年末に完了
KTMの首都圏複線化事業 2019年末に完了
2017.05.08
経済・現地企業
国営マレー鉄道(KTM)が現在進めている首都圏複線化事業第一期工事は2019年末までに順調に完了する。4月20日に視察したリアウ運輸相が明らかにした。
第一期工事は昨年5月に開始。ラワン駅からサラッ・スラタン駅とスントゥル駅からシンパン・バトゥ駅までの区間で複線化のほか、駅舎16カ所の改装、信号や電化システムの修繕などが含まれる。ほぼ40%完了しており、同相は予定通りに完了すると自信をみせた。この複線化事業で、電車の増便や所要時間の大幅な短縮が可能になる。
第二期工事(KLセントラル駅~ポート・クラン駅とサラッ・スラタン駅~スレンバン駅の区間)についても同様の複線化工事を近く始める予定だが、日程は未定。
同相はまた、第一期工事の完成にともない、新しく旅客車両22両を導入することも明らかにし、このほど購入承認をした。車両は中国製でCRRC株洲電力機車から買い入れる。
一方、KTMは4月21日からオンライン上での購入で払い戻し制度を導入した。これまで14日以上要していたが、これにともない1日以内で可能となる。
同社のオンライン上でのチケット購入量は2016年に前年比90%の激増。このため、同社のサーバーの処理能力が超え、不具合が頻繁に発生していた。ナジブ首相は同社に処理能力の向上などネットシステム上の改善を促していた。(Mtown)
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