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マレーシア自動車協会が経営破たん

2016.08.29 経済・現地企業
かつて20万人の会員をかかえ、自動車保険などを提供していたマレーシア自動車協会(AAM)が経営破たんした。18日付の『サン・デイリー』が伝えた。   今年4月から従業員らに賃金が支払われておらず、16日にスランゴール州シャーアラムの本社前で抗議デモが行われたことで事態が発覚した。AAMは従業員積立基金(EPF)の支払いも滞っている。すでに4州(サラワク、ヌゲリ・スンビラン、クダ、マラッカ)にある支部は閉鎖されているという。ジョホール州のAAMの不動産や本社を売却して未払いの賃金を支払うとしている。   AAMのトゥンク・ムザファー会長は「過去3~4年は90%の支店で赤字が続いた」とし、運転資金がないことを認めた。   AAMは1932年に設立され、1960年代からは活発な経営をしていた。海外の同様の団体とも提携を組んでいた。現在約10万人の会員をかかえている。自動車が路上で故障したときには24時間で対応したが、会員の1人は「自動車が故障して電話したけど、誰も出なかった」と苦情を呈している。(Mtown)
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