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三菱東京UFJ、イスラム方式自動車ローン証券化へ

2016.08.29 日系企業動向
三菱東京UFJ銀行は、マレーシアでスクーク(イスラム債)を発行するための認可を取り、複数通貨で総額200億リンギ(約5000億円)の発行枠を設定したと発表した。 第1弾としてマレーシア三菱東京UFJ銀は、CIMBイスラム銀行の自動車ローンを裏付けとするイスラム債9億リンギ相当を発行する。イスラム金融方式による自動車ローンの証券化はマレーシア初となる。   邦銀によるイスラム債発行は初めて。調達した資金はイスラム方式での融資に回す。 発行枠の設定により、マレーシア三菱東京UFJ銀行は、円、リンギ、米ドルを含む多通貨でのイスラム債の発行を10年間にわたり行うことができる。   マレーシア三菱東京UFJ銀の関係者は、イスラム金融の自動車ローンを提供する業者にとり有力な資金調達手段になるとした。   また給与所得者の年金制度である従業員積立基金(EPF)はイスラム投資口座の創設を決めており、イスラムの要件を満たした金融商品に対する需要は高まるという。(8月12日)
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