国内の昨年の空港利用者数 6%増
2017.01.23 経済・現地企業空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングスは10日、2016年の国内の空港利用者数が約8883万人を記録し、前年比6%増となったことを発表した。クアラルンプール国際空港(KLIA)のみの利用者数は過去最高の5000万人を超えた。
国際線の利用者総数は約4320万人で同比8%増。国際線の利用者総数は約4559万人で同比4・1%増を記録した。
KLIAでは初めて5000万人を突破し、5262万人の同比7・5%増。第1ターミナルの利用者数は約2550万人で同比12・8%増。マリンド・エアやライオン・エアが第1ターミナルに発着を移動したことが利用者数を押し上げた。第2ターミナルは同比3%増の約2710万人にとどまった。
また、このほかにも利用者数が大幅に増加した空港はコタキナバル(サバ州)、ペナン、ランカウィ(クダ州)、アロー・スター(クダ州)、イポー(ペラ州)、タワウ(サバ州)、ムル(サラワク州)の空港5つで3~13・6%の伸びを記録した。特にイポー空港はシンガポールへの直行便を始めたことで伸びを上げた。
昨年下半期の空港の利用者数は同比11%増と好調で、特に12月単月のみで800万人を超えた。同社は2017年の利用者数について、昨年下半期で増加していることから、今年も増加するだろうとみている。
同社は2年前からイスタンブールの第2空港、サビハ・ギョクチェン国際空港を運営しているが、こちらの利用者数は前年比4・8%増の2960万人となった。(Mtown)