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ペナン州の相次ぐ工場閉鎖、懸念していない=通産相
ペナン州の相次ぐ工場閉鎖、懸念していない=通産相
2016.10.04
経済・現地企業
ムスタパ・モハメド通産相は、ペナン州において工場の閉鎖が相次いでいることを懸念する声が出ているが、心配に値しないとの考えを表明した。
大手ハードディスクメーカーの米シーゲート・テクノロジーや、データ・ストレージ会社のウエスタン・デジタル(WD)、サファイヤ基盤のルビコン・テクノロジーがペナンの製造工場を閉鎖すると発表している。
工場の閉鎖は、製造業のサイクルでは「正常」な過程であると指摘。技術の変化による産業の再構築の過程の一部であるとした。また労働集約型産業においてマレーシアの競争力が落ちてきていると分析した。
ムスタパ大臣によると、過去18カ月で、製造業では約1万人が解雇された。その一方で、9万人以上の雇用が創出されている。
ペナン州では今年第1四半期に27件の製造業のプロジェクトの投資が認可された。金額にして13億4000万リンギ規模となっている。現在さらに34件のプロジェクトが進行中で、16億7000万リンギ規模となっている。電気・電子(E&E)や医療機器、機械・装置、化学製品プロジェクトなどが進行しているという。
マレーシア全体では、今年第1四半期のサービス業と製造業、第1次産業における投資認可額が、373億リンギとなった。前年同期の698億リンギから46・6%減少した。
ムスタパ大臣は、第1四半期は投資が減少したが、投資は継続して行われているとし、今後もマレーシアは投資先として選ばれるとの自信を示した。(9月20&21日)
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