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ポケモンGO人気、REITや小売業界に好影響

2016.08.29 日系企業動向
世界的な人気となっている任天堂のスマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」がマレーシアでも人気を集めているが、UOBケイヒアンは小売業界にプラス影響をもたらすと予想している。
GPSを使ってポケモンを捕まえるバーチャルゲームだが、ショッピングセンターに多くのポケモンが現れるため、「ポケモンハンター」とよばれるゲーマーが集まっているという。   UOBケイヒアンのリポートによると、商業施設を扱う不動産投資信託(REIT)市場への後押しになり、飲食(F&B)やコンビニエントストア、移動体通信会社にとっても控えめながらプラス影響を受けている。ポケモンGOがショッピングモールへの来店客を増やしており、小売りREITの利回りが10%以下になっている中にあって、来店者の増加は賃貸料の改善につながると指摘している。   来店者の自動車台数が10%増加しており、サンウェイREITでは傘下の商業施設の来店者が二ケタ増になっているとみられる。スリアKLCCやパビリオンでも同様に来店者が増加しているという。   飲食業界にとっても追い風になっており、スターバックスやオールドタウン、その他の飲食チェーンも来店者が増えている。国内でスーパーマーケット223店舗を展開するKKスーパーマートは、来店者の増加により一部の店舗で売り上げが20%増加している。セブンイレブンとバイソンのコンビニ店舗のうち3分の1がショッピングモール内にあり、ショッピングモールの来店者増の恩恵を受けている。ただこれらの小売業界へのプラス影響は限定的だとみられる。   このほかイナリのような電子部品サプライヤーもスマートフォンの需要によって恩恵が期待できるという。(8月17日)
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