小売業販売額、第2四半期は7.5%増=RGM調査
2016.09.09 経済・現地企業小売市場調査会社のリテール・グループ・マレーシア(RGM)によると、第2四半期の小売業販売額は前年同期比7・5%の増加だった。
昨年第2四半期は、4月の物品・サービス税(GST)導入で消費が低迷し、11・9%の大幅減だった。今年上期の販売額は同0・5%の増加になった。
第2四半期に最も販売額が増加したのはデパートで、21・1%の増加だった。スーパーマーケット及びハイパーマーケットは8・7%の増加。薬品および化粧品など個人用ケア商品部門の販売額は7.5%の増加だった。
第3四半期の小売業販売額について、業界は5・9%の増加を予想している。
RGMは「景気は低迷しており、商品、サービスの値上げも年内に予想されることから、消費者は慎重姿勢を崩さない」との分析を示した。ただ7月1日に実施された最低賃金の引き上げで給与所得者の購買力は多少、強まったという。
通年の小売業販売額は前年比3・5%増加するとRGMは予想している。(8月31日)