スクーク発行高、マレーシアが世界全体の38・5%
2017.05.19 経済・現地企業RAMレーティングスによると、今年3月末時点で世界全体のスクーク(イスラム債券)の発行高が222億米ドル(961億3000万リンギ)になったと発表した。昨年の同時期のスクーク発行高は241億米ドルだった。マレーシアは発行高の38・5%を占めた。次いで、インドネシア(24・7%)、カタール(9・9%)、アラブ首長国連邦(UAE)(9%)が占めた。
未償還残高は3,467億米ドルで、マレーシアは全体の48%を占めた。マレーシアにおける未償還のスクーク発行高は前年比11・5%増加した。
今年第1四半期は、ソブリン債の発行が世界のスクーク市場の発展を押し上げた。ソブリン・スクークの発行国はインドネシアが43・4%、カタールが17・6%、マレーシアが15・4%、香港が8%だった。(5月4日号)