タムラ製作所、セランゴール州の電子部品工場を売却

タムラ製作所（本社・東京）は27日、連結子会社のタムラ電子（マレーシア）がセランゴール州の工場及び土地を売却したと発表した。
タムラ電子（マレーシア）は、東南アジア諸国連合（ASEAN）における電子部品部門の主力工場だったが、賃金が高騰したことから、ミャンマーやバングラデシュなどの別の同社グループ子会社に生産移管し、規模を縮小していた。不動産を売却することで、投資回収を図るという。2017年3月に近隣地区への移転を予定しており、移転までの間は、賃貸で操業する。
売却額は約9億5000万円。売却により得られる譲渡益は約7億5000万円となるという。