東京都、環境技術展示会に東京パビリオン出展
2016.10.19 日系企業動向東京都は日本貿易振興機構(ジェトロ)と共同で、東南アジア最大規模の環境技術の展示会、「国際グリーン技術&エコプロダクツ展示会・会議2016」(IGEM2016、期間10月5―8日)に「東京パビリオン」を出展した。
「東京パビリオン」は東京都がアジア都市間の協力事業「経済交流促進のプラットフォーム」の一環として2014年から出展しているもので、今年で3回目。首都大学東京や都立産業技術センターといった研究機関、都水道局、都下水道局といった都が運営する公営企業に加え、今年は2社増やして6つの民間企業が参加した。ニッソクとエコ・24を除く▽ユニパック▽セイコーウェーブ▽ギガソーラー▽高尾鉄工所――の4社が初出展となった。
昨年に続いての出展となった張り紙防止シートのニッソクはマレーシアの行政などの関心を集めた。一方、コーティング技術のエコ・24は、建物の壁の汚れ防止のコーティング技術をモスクに提供する方向で商談を進めている。
IGEM2016はマレーシアのエネルギー・環境・水省が2010年から開催しているもので、今年のテーマは「持続可能性のためのグリーン・ビジネス」。世界25カ国の350の出展者と3万人の来場、15億リンギの成約を見込んでいる。昨年の成約額は19.8億リンギだった。