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三井物産とエフピコ、地場食品容器会社を買収

三井物産とエフピコ、地場食品容器会社を買収

2022.05.11 日系企業動向
三井物産(本社・東京都千代田区)は、食品容器製造大手エフピコ(本社・広島県福山市)と共に、東南アジアを中心に機能性食品容器の製造・販売を行うリースーンセンプラスチックインダストリイズ(LSSPI)の全株式を親会社であるSCGMより取得することに合意し、株式売買契約を締結した。
総取得価額は約160億円、出資比率は三井物産が60%、エフピコが40%。
本買収はSCGMの臨時株主総会の特別決議による承認をはじめとした必要な許認可取得後、2023年3月期の第2四半期頃に完了予定。
1984年創業のLSSPIはマレーシア最大手の機能性食品容器製造会社。製品設計や金型作製を含む一連の製造工程を全て自社で完結でき、自社物流による配送能力を有している。 販売面も、食品メーカーや包装資材ディーラーを中心に多くの優良顧客を抱え、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、フィリピンなど、東南アジアを中心に販売している。
三井物産が持つ、東南アジア地域における出資・提携先を活用した販売拡大に加え、エフピコが持つ生産効率向上ノウハウや各種製品開発技術を導入することにより、安全・安心と市場ニーズに対応する形で環境にも配慮した製品開発を行い、LSSPI社の更なる成長と、食品容器を通じたアジアの食生活やその利便性向上による豊かな社会を創造する企業に向けて取り組む。
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