3年ぶりの盆踊り大会、成功裏に終了
2022.07.17 日系企業動向 クアラルンプール日本人会主催の盆踊り大会が7月16日、コンプレックス・スカン・ネガラ・シャーアラム(パナソニック)を会場とし、盛大に実施された。
主催者側の発表によると、例年は3万人以上が訪れるというこの行事だが、コロナ禍の影響で3年ぶりの実施となった。
それに加え、開催の1カ月前になって、一部の閣僚が「宗教的に疑問がある」としてイスラム教徒に不参加を呼びかけるなど、論争の的となっていた背景もあり、例年以上に多くの参加者で賑わった。
午後4時半の開門前から、会場外には浴衣(ゆかた)に身を包んだ参加者の列ができた。午後7時15分に最初の踊りが始まると、参加者らのボルテージは一気に盛り上がったという。9時過ぎの終演まで、数多くのパフォーマンスが行われ、催しを楽しみにやってきた地元の人々と在住日本人たちが共に盆踊りの輪に加わる姿が見られた。
高橋克彦大使は盆踊り大会会場での挨拶の中で、コロナ禍により3年ぶりに復活したこの盆踊り大会について、「マレーシアと日本の外交的・文化的な結びつきを深めるのに役立っている」とした上で、「日本はマレーシアの文化的な多様性と寛容性を高く評価している。この多様性と寛容性は、この盆踊り大会を含め、あらゆる面で二国間関係を促進する原動力となっている」と述べた。