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NEC、地場社と共にイミグレ向けデジタルシステム導入

NEC、地場社と共にイミグレ向けデジタルシステム導入

2022.10.21 日系企業動向
NECは10月18日、マレーシア現地法人のNECマレーシアが、現地企業のアイリス(Iris)インフォメーション・テクノロジー・システムズ(IITS)と共に、「国家統合出入国管理システム(National Integrated Immigration System (NIIse)」プロジェクトにおけるマルチモーダル生体認証システムと出入国自動ゲートを内務省に提供すると発表した。NIIseは内務省が主導するプロジェクトで、入国管理局の出入国管理業務をデジタル化するもの。
IITSの親会社IRISは出入国管理局と協力して、1998年に世界初のe-パスポートを構築。デジタル化された書類の読み取りと真正性の確認のために出入国自動ゲートを導入した。このたび、この取り組みを発展させ、NECが高精度・高信頼な指紋・虹彩・顔認証のマルチモーダル生体認証システムと出入国自動ゲートを、NIIseプロジェクトの主要パートナーの1社として提供する。
出入国自動ゲートはマレーシアの国境、空港、港などに設置され、マレーシア国民や旅行者の出入国手続きを効率化するとともに、より厳格で安全な出入国管理を実現するという。
NECはこれまで、世界最高レベルの顔認証技術をはじめとした生体認証「Bio-IDiom」を世界約70の国と地域に1,000システム以上納入。また世界約50の空港に、生体認証を活用したシステムを提供している。
今回の納入に当たり、NECマレーシアのチョン・カイ・ウイ・マネージングディレクターは、「NECの高度な生体認証技術を出入国管理に導入することで、マレーシア国民や旅行者に安全でシームレスな旅行体験を提供することができる。NECのマルチモーダル生体認証システムがNIIseを支える屋台骨として、出入国管理局の手続きを効果的かつ効率的なものに変革していくと確信している」と述べている。
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