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クアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道プロジェクトにおいて、日本の新幹線システムの活用を目指していたJR東日本を含む日本企業が計画への参入を断念することが1月11日、明らかになった。共同通信が伝えた。
日本、マレーシア両政府の関係者によると、マレーシア政府の財政支援などがなく、リスクが大きいと判断したという。このプロジェクトは総工費が1000億リンギ(約3兆1000億円)に上ると予想されているが、マレーシア政府は債務保証や財政支出をせず、民間資金によるインフラ整備で進める意向を示している。
日本企業が断念する一方で、複数の地元企業が中国やヨーロッパの企業と手を組んで提案書を出す見通し。マレーシア政府は数カ月以内に候補を絞り込み、早ければ今年後半にシンガポール政府と本格的な交渉に入る。
マレーシア、シンガポール両政府は2013年、クアラルンプールとシンガポール間の全長約350キロをわずか90分で結ぶ高速鉄道を建設するというプロジェクトで基本合意に達した。計画は2021年にいったん中止となったが、2023年7月に復活した。