ホームマレーシアニュース筑波大学がマレーシアに日本の学位を取得できる日本初の海外分校を設置、9月開校へ
筑波大学がマレーシアに日本の学位を取得できる日本初の海外分校を設置、9月開校へ

筑波大学がマレーシアに日本の学位を取得できる日本初の海外分校を設置、9月開校へ

2024.02.16 日系企業動向

筑波大学は、マレーシアに日本の学位が取得できる海外分校を設置する。日本の大学が日本の学位を授与する学部を海外に設けるのは初めて。新設する学部は「学際サイエンス・デザイン専門学群」で、首都クアラルンプールにある国立マラヤ大学内において今年9月の開校を予定している。

分校計画はマハティール・モハマド元首相が自身の政権時代に日本側に教育機関の設置を要望したのがきっかけとなり、筑波大学が準備を進めてきた。同大が2月15日に発表したニュースリリースによると、日本では文部科学省が2023年8月、大学設置・学校法人審議会の審査を経て同大がマレーシアに学位プログラムを設置することを認可し、マレーシアでは高等教育の質を管理・保証するマレーシア資格庁(MQA)が2023年12月に分校の教育課程を暫定的に認定したという。

同大は「学群・学類制」の確立で培われた学際的教育の取り組みに基づき、データサイエンスを基盤としてさまざまな分野にまたがる問題解決型学習による実践的な教育を行い、マレーシアおよび近隣諸国が抱えるグローバルな課題解決に貢献できる人材の育成を目指す。さらに日本の大学の学位を授与することで、日本文化や日本的な勤労観・価値観の育成 なども奨励する。

さらに同大はこのプログラムを通じ、海外の現地教育機関や企業との連携による日本の大学の教育モデルの改善、日本型高等教育の輸出・発展に主導的な役割を果たすことも期待されている。

■マレーシア・筑波大学の公式ウェブサイト
https://www.utmy.edu.my/ 

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