パナソニック株式会社は、東南アジアで配車や宅配、決済などさまざまなサービスを統合したアプリを運営するGrab Holdings Inc.と共同で、車内の空気を清浄化する働きのある「ナノイー X」発生機をGrabCarに搭載し、乗客や乗員に清潔で快適な移動空間を提供するプロジェクトを1月14日より開始した。
「ナノイー X」発生機が搭載されるのは、ワンランク上の車両とサービスが期待できるGrab Car Premiumで、クアラルンプール(マレーシア)、シンガポール、ホーチミン・ハノイ(ベトナム)、ジャカルタ(インドネシア)の4カ国5都市で合計約5,500台が登録されており、このうち約1,000台がクアラルンプールを走る。
発生機は車のカップホルダーに入るコンパクトタイプ。USB端子から電源を供給、「ナノイーX」が空気中や物質に付着した匂いや菌・アレル物質を抑制するという。さらに、ワゴン車内でエアコンと同時に8時間利用した場合、コロナウィルスの活動を91.4%抑制できるという検証結果も発表されている。
今後について、パナソニック社は「お客様の反響をみて、更に多くのGrab Carへの搭載も検討する。」と語った。
なお本製品は一般用に、小売店・量販店・オンラインで販売が開始されている。