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KL日本人会、政府にMM2H条件厳格化見直しを求める-2021/09/07
KL日本人会、政府にMM2H条件厳格化見直しを求める-2021/09/07
2021.09.07
日系企業動向
内務省が発表した「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム」(MM2H)プログラムの申請条件の厳格化をめぐり、さまざまな論議が交わされる中、クアラルンプール日本人会(JCKL)は9月3日、マレーシア国内にある日本人団体を代表し、内務省ほか関係当局に対し「条件見直しを求める嘆願書」を提出した。なお、政府当局による提出に当たっては在マレーシア日本大使館の支援を得たとしている。
嘆願書には、「今回の条件の改定が、マレーシアの評判を下げ、投資や観光に影響が出る可能性があること、更に当地で現在MM2H制度を活用して第二の人生の生活基盤を固めている人達、或いは将来マレーシアに移住を考えている人達の資産購入や、消費といった経済効果に波及する可能性があることを懸念している」と綴られている。
また、JCKLではMM2Hの条件厳格化が発表されたのに伴い、全会員に対してアンケートを実施、非会員も含めて約800件の回答を得た。うち、現MM2H資格保有者からの回答が約600件あったとしており、その93%が新条件ではビザの更新が出来ず、日本に帰国する、或いはフィリピンやタイといった他国への移住を考えると回答している。
また新条件のうち、「見直して欲しい条件」の上位3件は、海外での収入条件(1カ月当たり4万リンギ)、定期預金額(100万リンギ)、流動資産保有額(150万リンギ)となっている。
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