12月の失業者数、引き続き70万人割れ-2022/02/11
2022.02.11 日系企業動向マレーシア統計局が2月8日発表した雇用統計によると、2021年12月の失業者数は68万7,600人となり、前月より6,800人減少した。70万人を下回ったのは2か月連続となる。12月の失業率は4.2%と、前月の4.3%からやや改善した。
12月の被雇用者は前月から4万人増え、1,565万人となった。労働力率(LFPR)は、69%と前月から0.1%増加。労働力人口は1,634万人と0.2%増加した。
経済分野別にみると、サービス業では、卸売・小売業、飲食サービス業、情報通信業を中心に6ヵ月連続で高い雇用水準が維持された。製造業と建設業も5ヵ月連続のプラス成長となったが、農業と鉱業・採石業は2020年8月以降、雇用の減少が続いている。
統計局は12月の結果について、「雇用は引き続き健全な成長を見せており、失業率はさらに低下、ビジネスと社会活動は引き続き堅調に推移している」との見解を述べている。