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JICA、海上法令執行庁と救助潜水の研修-2022/02/19
JICA、海上法令執行庁と救助潜水の研修-2022/02/19
2022.02.19
日系企業動向
国際協力機構(JICA)は2月21日から3月10日の期間、海上保安庁の協力を得て、マレーシア海上法令執行庁(MMEA)と救助潜水の研修を実施する。これは、JICA技術協力事業の一環で、マレーシアの海上において水中での救助が必要な際の救助技術強化を目的としたもの。
マレーシアは南シナ海、アンダマン海、マラッカ海峡などに接している。多くの船舶が行き交う海域で、それに伴い、船舶の転覆、沈没事故も多く発生する。そのような際に必要な、安全で確実な潜水救助技術を日本からマレーシアに対して伝える。
2020年のコロナ禍以降、初めて日本から海外に向けて潜水の専門家が派遣されるもので、実践的な演習を3週間実施し、これまで育成してきたマレーシアの救助潜水の指導者及び新任潜水士の能力強化を図る。
プール実習や教室での訓練を経て、3月6~9日には ティオマン島付近で巡視船えりもとして用いられてきた船を改修して 2017年に海上保安庁からMMEAに供与されたPM Pekanを用いた海洋実習も予定している。
JICAは今後も海上保安庁と協力し、マレーシアに向けて、海上での救助潜水や、鑑識・立入検査などの海上法令執行、指導者育成等へ協力を進める。(写真は在マレーシア日本大使館のFacebookより)
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