パナホーム、富裕層向け住宅270戸を建設へ
2016.07.28 日系企業動向パナホーム・マレーシアは28日、不動産開発サファイア・インデックス社とセランゴール州シャーアラムで富裕層向け住宅270戸を建築する請負契約を締結した。今月から着工し、2019年の完成を目指す。
シャーアラムのコタクンミン地区の面積15・58ヘクタールに2階建セミデタッチハウス270戸を建設する。一戸あたりの最低専有面積は297平方メートル。パナホームが東南アジア諸国連合(ASEAN)向けに開発したW-PC構法と呼ばれる工期短縮や高い防水性を採用するほか、室内空気を清浄する独自の換気システム「ピュアテック」やパナソニックのセキュリティシステムを設置する。
サファイア・インデックス社は大手不動産業トロピカーナグループの子会社で、2015年から同地区でアマン・プロジェクトと称した街づくり事業を行っている。今回パナホームが締結したのはその一環で、パナホームと共同で開発する地区は「チュリア・レジデンシズ」と呼ばれる。住宅販売も今月から開始する。