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国家警察、感染の疑いのある4万人を特定

2020.04.04 コロナ
 マレーシア国家警察のアブドゥル・ハミド長官は4月4日、新型コロナウィルスの感染の疑いの高い約4万人を特定したと発表した。  巨大クラスター感染となった2月末のスリ・プタリン・モスクにおける宗教イベントの参加者データを保健省が提出し、そこから独自の方法で濃厚接触者らを突き止めたという。  長官は、イベント参加者でまだ検査を受けていない人がいる複数の地域を割り出していることも明らかにした。住所や身分証番号、携帯電話番号といった個人データまでつかんでおり、保健省に通知する。  また、感染の疑いのある海外にいる人も特定しており、出入国管理局には帰国時に隔離センターに搬送するよう手配する。  宗教啓発イベントの参加者の大半はすでに検査済み。しかし、いまだに検査に応じない人も多い。保健省のノール・ヒシャム事務次官は3日の会見で3000人が検査を受けておらず、未検査で海外にいる人も多いことを明らかにした。同省の認識ではこのイベントの参加者数は1万9032人に上っており、うち1465人(同日現在)が新型コロナウィルスの陽性反応が出た。
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