6月まで他州への移動禁止を要請=医療専門家
2020.04.09 コロナ マレーシア医療アカデミーは4月9日、活動制限令を14日以降も延長するよう強く求める声明を出した。少なくとも6月に入るまでは不必要な他州への移動を禁じるよう政府に求めている。
14日に制限令を解除したり、緩和したりした場合、新型コロナウイルスの感染拡大状況が元に戻ってしまう可能性があると説明した。
イスラム教徒は4月終わりから断食に入り、5月24日の断食明け大祭(ハリラヤ)前には帰省による移動が始まる。また、サラワク州では6月1~2日は祝日ともなっている収穫祭「ガワイ」があり、この際も人の移動が多くなる。このため、医療アカデミーは政府に対し、多数が集まるハリラヤやガワイの期間中は制限を求めたり、集会を禁じるなどする必要があるとも求めている。
アカデミーは「新型コロナウイルスとの戦いはまだ終わっていない」と強調し、今年は多くのことを犠牲にしなければならないとも述べた。