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予測値より大幅に感染者数が抑制=保健省

2020.04.13 コロナ
 保健省のノール・ヒシャム事務次官(保健総監)は4月13日、「新型コロナウイルスのパンデミックへの対応について、マレーシアは多くの専門家が予測した数と比べ、よく抑えられている」との見解を示した。  米投資銀行のJPモルガンは3月25日、マレーシアにおける新型コロナウイルス感染者数のピークは4月中旬になるとし、その時点で「感染者数は6300人に達する可能性がある」との予測を示していた。しかし、13日現在のマレーシアにおける累計感染者数は4817人にとどまり、4月中旬である14日には5000人をも下回る可能性が高いとみられている。  このような結果について、同次官は「活動制限令が効果的に機能し、ウイルス拡散を抑制できたことを示している」と満足感を示している。  一方、PCR検査が行き届いていないのではないかとの批判については、「強化された活動制限令(EMCO)が発布された地域での動向を見る限り、最終的に人口比における陽性者の割合は0.5%程度である」と反論。全人口を対象に徹底した検査を実施するのではなく、感染リスクの高い地域でのみ検査した方が、「限られた人材や試薬などを使って、より良いわかりやすい結果を得ることができる」と説明している。なお、EMCO発布地域では、症状の有無にかかわらず全員を検査したという。  なお、マレーシアではこれまでにPCR検査を83488人に対し実施。陽性者は全体の5.8%に相当する4817人にとどまり、世界保健機関(WHO)による予測である10%を大きく下回っている。
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