保健総監「MCO延長の是非はまだ決めていない」
2020.04.21 コロナ 保健省のノール・ヒシャム事務次官(保健総監)は4月21日、活動制限令第3期(MCO 3.0)の延長の是非について、「まだ決心していない」と語った。
同次官は併せて、制限令緩和を決める際に考慮する必要がある6つの基準があると述べた。
1つ目は、入国審査に合わせてスクリーニングができているか、海外から帰国したマレーシア人を隔離下に置けるかという問題。
2つ目は、これまで行ってきた活動制限令の効果の確認。「家にいれば、感染する可能性は低い」と改めて説明している。
3つ目は、医療従事者によるPCR検査の時間短縮の必要性。
4つ目は、障害者や化学療法が必要な患者、重篤な疾患のある患者などのリスクの高い人々を保護する法律施行の必要性。
5つ目は、人々が日常生活に「新しい常識」を取り入れることの必要性の理解。具体的にはソーシャルディスタンスの確保、手洗いの励行、公共の場所での「集まり」を避けることが必要。
6つ目は、保健省が地域社会と協力して、関係する地域で予防策の実施が必要。
同次官はこれらの基準について、「我々が持ち得るフレームワークであり、ソフトランディングを目指すため、すべての省庁で共有し、実践する必要がある」と述べている。