国内主要都市への帰宅希望者数を調査へ
2020.04.22 コロナイスマイル・サブリ上級相兼国防相は4月22日、国内主要都市への帰宅希望者の申請を25日からアプリを通じて開始すると発表した。仕事や旅行などで他の都市に滞在している最中に活動制限令(MCO)が発令され、別の州へ入ることができなくなり、行き場がなくなっている人の数を把握し、どのくらいの移動が発生するのかを調査したい考えだ。
当該者は「Gerak Malaysia」という政府製作のアプリで氏名、家族の人数、現在の居場所や帰宅先などを登録。グリーンゾーンかレッドゾーンかからの移動かどうかも把握できる。これらの情報は国家警察に転送されて精査される。
アプリで申請ができない人は近くの警察から届け出ることができるが、人混みを避けるため事前予約が必要としている。
同相は「あくまで調査が目的であって、申請を許可するかどうかまでは保証できない」と述べたが、許可されれば5月1日以降に移動ができるとしている。
地元紙は先にサラワク州出身でマラッカ州の専門学校の学生らがクランタン州を旅行中にMCOが敷かれ、行き場がなくなって困っているケースを報じていた。こういったケースが各地で発生しているとみえ、政府は救済策を打ちたい考えだ。