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首相、制限令の実施は「他に選択が無かった」

2020.04.25 コロナ
ムヒディン首相は4月25日夜、マレーシア国営放送(RTM)によるTVインタビューに応じた。 マレーシア経済は活動制限令(MCO) の間、1日当たり24億リンギ相当の経済活動が停止していると説明。しかし首相は、「活動制限令がマレーシアの経済成長を麻痺させていることは十分理解している」としながらも、新型コロナウイルスの感染拡大防止を図るために「他に選択が無かった」と述べた。 目下の状況について首相は「企業活動が止まり、輸出もできない状況にあり、誰もが影響を受けているだろう」と認識しているとし、もしも制限令といった措置を取らずにいたら「60年以上にわたって構築されたマレーシアの経済は崩壊したかもしれない」と話している。 また、「これまでに発表した景気刺激策は国の経済を保護することを目的としている」と説明した上で、目下の優先事項は、失業者の増加を最小限に食い止めることと付け加えた。 また、中小企業対策についても配慮したと説明。「中小企業はマレーシアの国内総生産(GDP)に対しおよそ35%を占めており、雇用の約70%を生み出している」として、「1000億リンギの基金を中小企業延命のための予算として拠出することにした」とこれまで行った政策に関して意義を述べた。
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