高齢者はできるだけ自宅に滞在を=保健省
2020.05.04 コロナ保健省のノール・ヒシャム事務次官(衛生総監)は5月3日、「条件付き活動制限令(CMCO)」が4日から発令されることを受けて、高齢者や非伝染性の疾病を患っている人はできるだけ自宅にとどまるよう呼びかけた。
新型コロナウイルスで死亡した105人のうち99人をみると、死亡者の年齢層で最多は61歳から70歳の32人。次が71歳から80歳の19人に達した。高齢者が亡くなるケースが多く、さらに死亡者の中に心臓病や糖尿病、がんなどの既往症を患っていた人が多かった。これを受け、同次官は「高齢者は自宅にとどまり、家族が注意深く感染予防をすべき」と語った。
また、60歳以上の人が外出したとしても「3密(英語では3C)」である、換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、間近での会話である密接場面を避けるよう強く求めた。