ジョホール州、CMCOの導入=マラッカ州は条件付き
2020.05.04 コロナジョホール州政府は5月4日午後、「条件付き活動制限令(CMCO)」を導入することを発表した。
同州の安全保障協議会や関連州省庁と協議し、実施要領(SOP)を精査して導入することとした。
同州のハスニ・モハマド州首相は「検査設備など必要な対応はできている」として万全を期していると話した。
同首相はまた、州内の各自治体は実施能力に応じてCMCOのSOPを修正することができると述べた。このため、例えば、工場が多いパシール・グダンでは経済活動をフル稼働させることはできるが、コタティンギ郡では実施能力のため活動再開は一部のセクターに限られるなどを挙げた。
さらに、シンガポールと国境を接しているため、国境管理を強化することも明らかにした。シンガポールから帰国したマレーシア人は特定の施設で14日間の隔離が求められ、自宅での隔離生活を禁じるとしている。
同州政府は、3連休を受け、対応に関する発表を3日夜まで行わなかったことから、州民の多くは自宅待機をしていた。そのため、4日の州内は閑散としていた。
一方、マラッカ州はCMCOについて、飲食店での飲食とスポーツ活動を引き続き禁止とするとした条件付きで導入すると発表している。