ホームマレーシアニュースCMCO、6月9日までの延長が決定

CMCO、6月9日までの延長が決定

2020.05.10 コロナ
ムヒディン首相は5月10日午後に行った国民向けのテレビ演説で、終了期限が12日に迫る「条件付き活動制限令(CMCO)」について、6月9日まで4週間延長すると発表した。延長について「経済活動の再開に伴い、人の移動が増えたことにより、今後感染が再び拡大する可能性がある」ためと説明した。 「活動制限令(MCO)」はこれまで4度延長されている。2週間ごとに延長されて来たが、4週間もの延長は初めて。現在禁じられているセクターについても再開できるようになれば、順次発表すると述べた。 同首相によると、9日までに国内の全地区1178カ所中1112地区は感染者のいない「グリーン・ゾーン」となった。一方、感染者が多い「レッド・ゾーン」は4地区のみだという。 また、州越えの移動は今後も基本的に禁じるとしたものの、家族で州を越えて離れ離れになっている人については移動を認める。断食明け大祭(ハリラヤ)とサラワク州先住民族の収穫祭「ガワイ」について、州内のみでの移動を前提に、近親者のみで最大20人までの集まりなら認めることとした。 イスラム教徒の義務の一つである金曜礼拝については、現在関係省庁が標準運用手順(SOP)を作成しており、国王の承認が下りれば発表する。教会や仏教寺院など他の宗教施設での手順についても現在検討している。 さらに、緊急経済対策の申請において、記入漏れなどで却下された人に対しては再申請を受け付け、5月31日までに財務省が承認する方針も打ち出した。企業活動の停止が長期化していることから、企業の資金枯渇を憂慮し、追加承認を認めた格好だ。 首相はスピーチで、手洗いの励行、消毒液やマスクの使用、「ソーシャル・ディスタンシング」の順守といった衛生管理の徹底をするよう訴え、また不要不急の外出も控えるよう何度も訴えた。スピーチの最後に自身がマスクをする一幕も見られた。
Tweet Share
PJの生鮮市場周辺、感染者増で封鎖措置=8カ所目のEMCOに
屋外でのスポーツ活動は当面回避を=専門家

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア