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屋外でのスポーツ活動は当面回避を=専門家

2020.05.10 コロナ
 4日に導入された「条件付き活動制限令(CMCO)」でジョギングやバドミントンなど集団とならないスポーツは屋外で認められたが、専門家らはたとえ感染者がいない地区でも当面は控えるべきだとしている。  マラヤ大学熱帯感染症研究・教育センターのサザリー・アブ・バカール所長(ウィルス感染専門)は屋外活動について、「(感染者のいない)グリーン・ゾーンに変わってから6週間以上経ったのちのほうがいい」と述べた。新型コロナウイルスに感染しているが無症状や症状の出る前の人が公園やジョギングするレーンを走ったのち、健康な人がウイルスをもらってしまう可能性があると指摘した。  同所長はさらに「このウイルスはまだわかっていないことが多く、鼻や口以外からの体液を通じて感染するかどうかもデータが十分でない」と指摘。このため、ジムや公衆トレイなど換気の悪いところを極力避け、外で活動するとしても誰もいないところで行い、人との間は2メートル以上あけてどこにも触れないことが肝要と忠告した。  同じくウイルス感染専門のマレーシア・プトラ大学(UPM)の医療・衛生科学部のチー・フイイー上級講師は、ジムの再開はその地区がグリーン・ゾーンとなってから28日以上経てからが望ましいと指摘。検査や消毒など一定の条件を課す必要があり、これらは香港とマカオで実施しているという。  同氏は「このウイルスはワクチンが見つかるまではインフルエンザ・ウイルスのように残るだろう」と指摘。屋外で運動する場合には人と接触しないところで行うよう求めた。また、制限された中での運動については「ウイルスと戦う一部の行為であると認識する必要がある」と語った。
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