デング熱にも要注意=今年に入って60人以上死亡
2020.05.11 コロナマレーシアの新型コロナウイルスとの闘いはかなり収まって来たが、一方で別の致命的な伝染病であるデング熱とも闘っている。
政府は、iDengueという名のポータルサイトを運用。毎日、患者数に関する数値のアップデートも行なっている。これによると、昨年12月29日から今年5月11日の間に合計42150人のデング熱症例が報告されている。また、1日当たりの症例数が100を超えているのが現状だ。また同期間にはこれまでに少なくとも69人がデング熱で死亡している。
保健省のデータによると、セランゴール州とクアラルンプールでは、依然コロナウイルスのクラスターが存在しているが、こうした地域ではデング熱のホットスポットにもなっている。感染者数は同期間にセランゴール州では24878人、クアラルンプールでは3518人などとなっている。ジョホール州での症例も3000件を超えている。