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マハティール前首相ら、統一党の除籍処分を拒絶 -2020/05/29
マハティール前首相ら、統一党の除籍処分を拒絶 -2020/05/29
2020.05.29
政治・社会
マレーシア統一プリブミ党はこのほど、所属しているマハティール前首相ら5人を除籍処分にしたが、前首相は5月28日午後、これを拒否するとの声明を出した。『ザ・スター』ほか各紙が報じた。同党はマハティール氏が創設した政党だが、ムヒディン首相の就任後、党内が分裂していた。 このほか除籍処分を受けたのは同氏の三男のムクリズ・マハティール前クダ州首相、マズリー・マリク前教育相、シェド・サディク前青年・スポーツ相ら。 同紙によると、マハティール氏らは現在の国民同盟(PN)政権を支持せず、5月18日に行われた下院議会では野党側の席に座ったとして批判。党の憲章に基づき、除籍処分とすると文書で各人に通知した。 マハティール氏は「現在のムヒディン首相が下院議会で過半数を得ていない」として批判。特に腐敗した統一マレー人国民戦線(UMNO)と連携を取ったことに激怒していた。18日の下院議会開催前には首相不信任動議を提出していたが、下院議長に審議を拒否されていた。 統一党は現首相を支持しないグループを排除したことで、党内を引き締めたい考えだ。しかし、下院議会(定数222人)でムヒディン政権を支えるのはUMNOを含む国民戦線(BN)や全マレーシア・イスラーム党(PAS)など5党のみとなっている。
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