感染者減れば、さらなるセクター再開も＝保健省 -2020/05/30

保健省のノール・ヒシャム事務次官（衛生総監）は５月29日、今後感染者が減り続けば、条件付き活動制限令（ＣＭＣＯ）の期限日となる６月９日以降にさらなるセクターの再開を認める可能性があると述べた。 いまだ再開が認められていないセクターへの対応については「６月第１週目に決定する方針」とも述べている。 同事務次官は「５月４日から始まったＣＭＣＯは感染者減少に成功している」と主張。ただ、断食明け大祭（ハリラヤ）前後で多くの人が移動したことから「今後の感染拡大の有無は今後２週間に現れるとして注視している」とも語った。 また、マレーシア人の感染者が減っているものの、出稼ぎ外国人労働者の感染者数が増えていることを憂慮。マレーシア人とともに外国人の感染者を抑えこみができれば、全体の感染者数を１００人以下にまで減らせると述べ、「感染者の減少には標準運用手順（ＳＯＰ）の順守が重要」と改めて強調した。 イスマイル・サブリ上級相兼国防相はこの日、「ＣＭＣＯが６月24日まで延長されるとネット上に流れているが、それは正しくない」とフェイクニュースに対し、注意を促した。