セランゴール州保健局は6月2日、シャーアラム・セクション13にあるハイパーマーケットに対して8日間の営業停止処分を下した。条件つき活動制限令(CMCO)で義務付けられている標準運用手順(SOP)を順守していなかったため。同州でこの処分が出たのは初めて。
同局は店名および順守しなかった内容については明らかにしてないが、ソーシャル・ディスタンシングや入店の人数制限、入店者の記録などを徹底していなかったとみられる。
同局のシャーリ・ガディマン局長は「新型コロナウイルスの感染を防ぐため、経営者は衛生状態の維持などに対してもっと敏感になるべきだ」と非難。他の業者に対しての「みせしめ」の意味合いもこめて処分を下したとも示唆した。今後もSOPに従わない業者は措置を取っていくとも語った。
さらに、セランゴール州が導入した濃厚接触者追跡アプリ「SELangkah」(スランカー)の使用も業者に対して強く求めた。
また、シャーアラム市役所はレストラン2店舗もSOPに従わず、「スランカー」を使用していなかったとして営業停止処分を出している。
参照記事:
セランゴール州、濃厚接触者追跡アプリを導入