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*週末の読み物* シンガポールとの高速鉄道、凍結期間をさらに延長

*週末の読み物* シンガポールとの高速鉄道、凍結期間をさらに延長

2020.06.07 政治・社会
マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画の再開可否決定がまた先延ばしとなった。 アズミン・アリ貿易産業相は5月31日、マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画について、同日に凍結期間の期限が到来していたが、シンガポール政府との合意により、今年12月末まで延期すると発表した。当初は総費用の検討を行い、計画再開を目指していたが、ムヒディン首相率いる新政権が今年2月に発足して以来、新型コロナウイルス対策に追われたことで凍結期間を延長せざるを得ない状況となっていた。 なお、開業予定日は引き続き2031年1月1日のまま。シンガポール側の交渉相手であるコー・ブンワン運輸相はフェイスブックで「凍結期間の延長で、マレーシア側が見直し案を明確にした上で、両国が見直しされた内容を協議する時間を確保できる」「高速鉄道の計画は両国国民への恩恵が大きい。引き続き楽観的に考えている」と書き込んでいる。 2018年5月の政権交代後、当時のマハティール政権は巨額の政府債務があることから、ナジブ政権時に計画されていた大規模事業の見直しやコストの削減に着手した。マハティール前首相は高速鉄道の計画自体を中止する考えを就任直後に表明していたが、多額の違約金が発生するため、マレーシア政府はシンガポール政府と断続的に協議を行っていた経緯がある。
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