国営電力、電気代600％増の過剰請求-2020/06/15

国営電力トゥナガ・ナショナル（TNB）は6月12日、クアラルンプール市内のある住宅に対し活動制限令（MCO）期間中の電気代を１カ月あたり通常の600％以上の金額を過剰請求していたことを明らかにした。顧客からの苦情で発覚し、計算違いであったとして謝罪した。 この世帯主らが11日にTNB窓口に苦情を申し立てたことで発覚した。同社は計算方法などについて説明したが、数字を確認したところ、請求金額とは合わないことが判明。4月から6月の1カ月あたりの実際の電気代は3月以前の金額の120％増分だったという。 同社は、使用量測定と計算方法については政府のエネルギー委員会が承認した方法であるため、「過剰請求はありえないはずだ」と原因が分からないとしている。 このため、同社は顧客に対して過剰請求が疑われる可能性がある場合は窓口に問い合わせるよう呼びかけた。