豆腐工場、衛生管理劣悪で一時閉鎖に-2020/06/17

クアラルンプール西部のチェラス地区にある豆腐加工工場が6月15日、クアラルンプール市役所（DBKL）の保健担当者による調査の結果、複数の健康・安全規制に違反したとして一時閉鎖が命じられた。
市民の通報を受け、調査に出向いた担当者によると、この豆腐工場で働く人々は、食品を扱っているにもかかわらず、帽子や手袋は未着用、ひどい例では上半身裸で働いていた工員もいたという。また、ゴキブリがはびこり、ネズミの糞が散らかっているという惨状だった。
調査を担当した職員は、「そもそも、工場に立っていることさえ苦痛だった」「その後、豆腐を見るだけでも気持ち悪くなり、食べようとしても喉を通らない」と極めて劣悪な状況を語っている。
なお、この工場は食品法に基づいて14日間閉鎖が命じられた。