パハン州議会補選、与党が勝利-2020/07/06

パハン州議会補欠選挙がチニ選挙区で7月4日、投開票が行われた。与党・国民戦線（BN）公認のモハマド・シャリム候補者が勝利した。
補欠選挙はBN所属アブ・バカール・ハルン州議会議員の死去に伴うもので、BNにとっては議席維持を目指す選挙だった。
投票率は約74％。シャリム氏の得票率は約91％。野党は候補者を出さず、無所属の立候補者2人の戦いとなった。前回2018年のこの選挙区の州議会選挙では全マレーシア・イスラーム党（PAS）の候補者も出ていた。
PASは統一マレー人国民戦線（UMNO）との選挙協力して候補者を1本に絞ったが、今回のBNの得票率は前回より約2・5％落とした。
ムヒディン首相就任後の初の補欠選挙もあり、かつ同選挙区はナジブ元首相のお膝元でもあるため、与党側は多くの幹部を送り込んで国政選挙並みの運動を展開した。